脳出血のCT及びMRI画像

脳出血になると、脳内はどのような状態になっているのか、興味がある方も多いでしょう。私も自分の脳がどうなっているのか興味があったので、病院で撮影された自分のCTスキャンとMRIの画像を、医師に頼んで写真を撮らせて貰いました。脳出血の病状が分かる、貴重な資料だと思いますので、公開してみます。


まず私が救急車で病院に搬送された直後のCT画像です。撮影は、点滴の要領で腕から造影剤というのを入れて撮られました。方向としては、頭を下から(足の方角から)輪切りに撮影した形になります。写真の左側(脳の右側)に白い陰が写っていますね。この陰が脳出血の部分だそうです。

頭の右側で脳出血が起きると、身体には反対側で症状が発生します。私が左腕が自由に動かなくなった理由は、この画像のように、脳の右側で問題が発生していたからでした。(※注意;頭を下から撮影しているので写真は左右逆に写っています)。


次の画像は、入院後10日ほどしてから撮影したMRIの画像です。今度は更に詳しく脳内を診るためにCTではなくMRIを使いました。随分と脳出血の白い陰が小さくなっていますよね。私の場合、幸いなことに症状が軽かったため、自然に脳内の血が身体に吸収されたようで、新たな出血も見られませんでした。順調に治癒している事が、MRI画像から確認できたことで、私は医者にそろそろ退院出来るという話をされました。



最後の画像は退院後2週間ほどした後の、予後観察で病院に行った際に撮影したCT画像です。まるでフォトショップのコピースタンプで消したような絵に見えますが、画像を加工した訳ではありません。脳の右側にあった出血の白い陰は、ほぼ綺麗に消えていました。私の場合、症状が軽傷だったので、手術などの特殊な治療は行っておらず、血圧を下げる薬を飲みつつ、病室で安静にしていただけです。脳内の出血は、私のような軽傷の場合、このように自然治癒していくのだそうです。