私が脳出血になった原因

脳出血とは文字通り、脳内の血管が切れて頭蓋骨内で内出血が起こる状態の事ですが、頭を打つなど、外傷が全く無い場合でも起こります(私の場合も外傷はありませんでした)。その場合の原因は様々で、はっきりしない事が多いです。しかし、血管が切れている訳ですから、血管自体の柔軟性が乏しい事や、血圧が高い事が原因である事が一般的です。私のケースも原因は明確ではありませんが、思い当たるフシはありました。
私は38歳の時、ある日の夜に突然脳出血を発症し、左手の麻痺や足元のふらつきが起きました(⇒私が体験した脳出血の症状とその前兆)。自分が脳卒中という重病に見舞われるなど青天の霹靂で、全く予想だにしなかったことでした。私は175センチで80キロ以上なので、少々メタボですが、週2~3回はスポーツジムに通っており、健康には特に不安のない体でした。また、比較的自由に働ける身であり、仕事上のストレスも非常に少なかったです。

ということで、私が脳出血になった原因として、有力なのが「遺伝」と「食生活」の2点と思われます。遺伝については、両親ともに高血圧の薬を飲んでおり、しかも父方の祖父は脳卒中で亡くなっています。つまり、遺伝的に高血圧=脳出血の血管の病気になりやすい体質だといえます。

カップ麺の類はとにかく塩分が多いので注意!
もう一つの原因は、私の食生活です。メタボ気味の体格から想像が付くかもしれませんが、私は油ものや濃い味付けの食事が好きです。また、インスタントのカップ麺を食べることが非常に多く、平均するとほぼ1日1回はインスタント麺を食べていたと思います。インスタントのラーメンや焼きそばなどで、これらは非常に塩分の多い食品です。たとえば日清のカップヌードルは、麺とスープ併せて5グラム以上の塩分が含まれています。
酷いものだと一食あたりの塩分量が9グラムもある!
それにカップヌードルは分量的に大人の男が一食にするには少ないので、大抵他のものも一緒に食べています。しかもカップラーメンの塩分の多くはスープに含まれていますが、体に良くないことと知りつつも、私はおいしさの誘惑に負けて、スープも大抵は全て飲み干していました。従って、私の一日の塩分摂取量は、一食ですでに一日の推奨量(成人男子で8グラム)の8割くらいを占めていた計算です。おそらく一日トータルの塩分摂取量は、成人男子の上限とされる10グラムを大きく越え、その倍くらい取っていたかも知れません。

脳出血は高血圧が原因で起きることが多いですが、それだけとは限りません。しかも、高血圧と塩分摂取量は比例するとは限らないという説もあります(⇒高血圧と塩分の関係)。しかしそれでも、私の食生活は相当健康に悪いものであったことは確かだと思います。おそらく、遺伝的に血圧が高くなりやすいところに、高塩分の食事を続けていたこと、この二つが重なって血管が破裂する原因となったのでしょう。本当に軽傷で済んで幸いでした。